外壁寿命を長持ちさせるポイントって?② ラップサイデイングのメリット・デメリット
2017年10月17日
それでは続きです。
実は最もお勧めなサイデイング材は
「ラップサイデイング」なんです。
(当社施工物件)
これですね。
それはなぜか?
ラップサイデイングのメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット①
廃盤にならない
現在売られているサイディングの多くは5~10年で廃盤になります。
「別にいいんじゃないの?」
そう思うでしょう?
・車をぶつけてしまった
・間取りの変更でサッシを交換したい
・サイディングの端っこが割れてしまった。一枚だけ交換したい。
などなど交換しなければならないケースが数多くあります
そして10年前後むしろそういう依頼が多くなります。
その時に廃盤だった場合はこのようになります。
これでも近い柄を使っています。 がこの程度です。
この物件の場合はその後塗装し近い状態にはなりましたが
なんともお金を貰って工事する側から考えると
なんとも言えない気持ちになります。
自宅にはなるべく廃盤にならない外壁材を使いましょう。
メリット②
シーリング箇所が少ない
この中間部分の白いたて線がシーリングです。
サイディング施工には
「中間のつなぎ部分」
としてなくてはならないものとして君臨していますが
最も劣化しやすい箇所でもあります。
でもラップサイディングでは
この中間シーリングは無いんです。
このような「あいじゃくり加工」がサイディングにほどかれており
中間シーリングが不要なんです。
この写真で見ても中間にそんなものありませんよね?
シーリングは10年でほぼダメになります。
「サイディングは何でもないのにシーリングの劣化が・・」
というわけで
自宅には10年・20年後も想定して外壁材を選びましょう。
メリット③
かっこいい
シンプルかつクラシカル
家とは長い付き合いになります
シンプルで長く愛せるものを選びましょう。
この写真は
「外装に関しては遥か先を行っているアメリカ」の住宅です。
ラップサイデイングではありませんが
同じデザインです。
(アメリカではメンテナンスしやすい樹脂製外壁が主流なんです)
築20年以上経過しているように見えますが
古臭い感じしますか?
「風景に溶け込んでいる」
「良い景観を作り出している」
そう見えませんか?
デザインや性能も補修に関しても優等生な
ラップサイデイング。
デメリットはイニシャルコストが
「普通のサイデイングの1.2~1.5倍程度かかる」ことぐらい。
でもトータルで考えれば断然安い。
こんな良い外壁材なのになぜあまり増えないのだろう・・・
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