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瀬戸 和哉 屋根職人

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片岡 修 屋根職人

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その人の仕事と生き方を紹介

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片岡 修

屋根職人 | 専属職人

成田屋には、自分らしく人生を切り拓く
THE PROFESSIONALがいる。
彼らを突き動かすもの、
そして、視線の先にあるものは?
仕事と人生という二つのワードから、
その行動を探る。

PROFILE
片岡 修 
1972年 北海道紋別市生まれ
紋別潮見小学校
潮見中学校
紋別南高等学校

―そもそもなぜ屋根屋に?
たまたまです。(笑)
なんとなく始めたら
楽しくなっていった(笑)

当時、求人誌「ガテン」をみて応募してみた。
横浜に住んでいたんだけど、戸塚駅にある会社かと思って受けてみたら平塚駅で
うっかりした勘違いだった。(笑)
屋根屋っていう職業があることは知らなかった、大工仕事だと思ってました。

―今の仕事で好きなことは?
完成すると嬉しい。できあがったものが残るからいいよね。
リフォームの現場だとお客様の声を直接聞くことができるからより遣り甲斐を感じられる。
どんな屋根材も得意ですね。

―仕事で一番好きな瞬間は?
現場が終わって施工が完成すると嬉しい。
リフォームの現場だとお客様の声を直接聞くことができるからより遣り甲斐を感じられる。
どんな屋根材の施工も得意で、好きです。

できあがったものが残るからいいよね。

“ものづくりの楽しさ“

屋根の形もまったくおなじものって少なくて、
その現場ごとに工夫したりして
施工していくので難しい事もあるが、楽しめる。
今時の屋根材の施工ってなんとなく職人って感じがしなくて(笑)
でも、瓦の施工で漆喰なんか使うときは、
「自分職人っぽい」って思ったりなんかして
自己満足の世界だよね、板金もきれいに折れれば楽しいし。

見えなくなる部分も
手を抜かずにやって欲しい。
その気持ちが大切だと思う。

―若いころに戻れるなら、自分になんと言いたい?
親方が厳しかった。自分によくやったなって言ってほめてあげたい。

―今の若手をみて思うことは?
働く環境が良くなったと思う。
昔は暴力なんてあったりしたから。
今と昔じゃ全然違いますよね、職人業界も特に成田屋はよくなってると思います。
覚えるまで時間がかかってそこまでは大変でつらいだけかもしれないけど覚えちゃったら楽しくなってくる。
まずそこを乗り越えるのが大事だよね。

―教える時に気を使ってることは?
褒めてあげるようにしてます。自分の時は殆ど無かったけど。
褒められたらみんな嬉しいよね。極力、話しかけてあげるようにしてる。

―社員はみんな何かあったら片岡さんに聞けばいいやってとても頼りにしてます。
そんなことないよ(笑)
でも、自分の時代はなかなか教えてもらえる機会ってなかった。
だからほとんど自己流なんだけどね。
みんなには楽しいって少しでも思ってもらいながら仕事してくれてるといいなと思ってね。

「気が付いたら工事が終わってる」
じゃ、お客様もなんだか不安だよね。

―気を使っていることは?

自分がお客様だったらどんな工事をしてるか知りたいから
お客様には説明を聞いてもらうようにしている。
嫌なイメージも持ってほしくないし、何日間かお邪魔するわけだしね。
たまにリフォームの現場で帰り際、
お客様に挨拶するときに施工途中の写真を見てもらったりもしてる。

屋根はお客様から見えない
見えないからこそ、綺麗に
丁寧に手を抜かずにやってあげる

常にびくびくしながら仕事してるよ(笑)
雨漏れしたらどうしようとか。それだけ慎重にやってる。



―現場でのエピソードは?
7寸勾配で複雑な現場があった。
工期は長引いてしまい苦労したがやりがいがありました。
最近リフォームでお客様が屋根材自体も気に入ってくださってこだわって施工した点も喜んでもらえた。
お客様からお礼にビールをいただいたりなんかしたときはうれしかった。
その現場ではお客様も苦労したシーンをみてくださっていたからうれしかった。

きつい仕事だから
楽しく働けた方がいいじゃん?

自分も下に厳しくしてるときもあったよね。
でもそのスタイルって自分に合わないなってすぐに気づいて
身体使ってきつい仕事だから楽しいほうがいいじゃん?って思ってね。

―社員じゃなくなった今も会社に毎日のようにくる

朝早くに会社に行ってゆっくりしながらも
その日の事を考えて準備して用意周到にして現場に向かってます。
―朝のラジオ体操も一緒にやってくださってますよね。

―いつでもムードメーカーですよね!

若い子と話すと元気が出るからおっさんは(笑)
前に比べたら会社がすごく明るくなったよね

―人生の中で仕事とは?
仕事が自分そのものって感じで。